家の購入でペアローンを利用するメリットは?デメリットも解説!

不動産購入

内田 恭介

筆者 内田 恭介

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家の購入でペアローンを利用するメリット・デメリットを和泉市の専門家が解説
家の購入とペアローンのメリット・デメリット

家を購入するときには住宅ローンを組む形が一般的ですが、共働き世帯からの注目を集めている借り方が「ペアローン」です。
しかしペアローンとはどのような住宅ローンの借り方なのか、メリットやデメリットは何かなどがわからずにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、これから家の購入を検討している方へ向けて、ペアローンの特徴や利用するメリット・デメリットについて解説します。

家の購入時に利用できるペアローンの特徴とは?

ペアローンの仕組みと利用条件

ペアローンを利用すると、購入できる家の選択肢が増える可能性があります。
これからペアローンの利用を検討しているのなら、まずはその特徴をしっかりと理解しておきしょう。
ここでは、家の購入時に利用できるペアローンの特徴について解説します。

ペアローンとは?

ペアローンとは、主に夫婦やパートナー同士で住宅ローンを契約する方法です。
1軒の家を対象にしている点は一般的な住宅ローンと変わりませんが、2人が別々の住宅ローンを組む点が大きな特徴です。
つまり1軒の家を購入するにあたり、2本の住宅ローンを契約することを意味します。

ペアローンの特徴

ペアローンでは2人がそれぞれ別のローン契約を結ぶため、どちらも契約者としての権利と義務を負います。
このため、返済責任もそれぞれに発生する点が特徴です。
また、互いに相手の住宅ローンの連帯保証人になって責任を負う点もペアローンの特徴のひとつです。

ペアローンを組むときの条件

ペアローンを組むときの条件は金融機関によって異なりますが、申し込み時の年齢を20歳以上65歳以下、完済時の年齢を80歳未満に設定しているところが多い傾向にあります。
また前年度の税込年収が300万円以上あり、正社員もしくは契約社員であることなど収入や属性を要件に設定している金融機関もあるため、事前に確認しておきましょう。
そのほか、借り入れ申し込み額が500万円以上、ローンを利用して購入した家を2人の共有名義にする、申し込む方の関係性が夫婦または1親等など細かい要件が設定されていることがあります。

家を購入するときにペアローンを利用するメリット

ペアローンのメリット(借入額増加・住宅ローン控除・団信加入)

ペアローンは、共働き夫婦にとって多くのメリットがあります。
これらのメリットに魅力を感じるようであれば、ペアローンの利用を検討しましょう。
ここでは、家の購入時にペアローンを組むメリットを解説します。

メリット①借り入れ額が増える

家の購入でペアローンを利用するメリットの1つは、借り入れ可能額を増やせる点です。
住宅ローンを組むときには年収や信用力などに基づく借り入れ限度額があり、希望している家を購入できない可能性があります。
しかしペアローンでは夫婦それぞれの収入に応じた金額を借りられるので、合計の借り入れ額を増やすことが可能です。
1人で住宅ローンを組むときと比べて、より理想に近い家の購入が可能になる点は大きなメリットです。
たとえば夫1人の収入では3,000万円しか借りられないときには、その範囲内で購入できる家を探す必要があります。
しかしペアローンを利用して妻もお金を借りれば、1人では手が届かない家でも購入できる可能性が高まります。

メリット②夫婦それぞれが住宅ローン控除を活用できる

ペアローンでは、夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けられるメリットがあります。
住宅ローン控除とは、年末のローン残高に応じた一定割合が最大で13年間所得税から控除される仕組みです。
控除しきれなかった分は、住民税から控除されます。
ペアローンを組めば夫婦双方が住宅ローン控除を受けられるので、節税効果をより高められます。
たとえば子育て世帯、若者夫婦世帯であれば、最大で455万円の控除を受けることが可能です。
ただし、住宅ローン控除を受けるには購入した家が一定の要件を満たしていなければなりません。
とくに2024年以降に新築住宅を購入するときには、省エネ基準を満たしていないと控除の対象外となる点に注意が必要です。

メリット③夫婦それぞれが団体信用生命保険に加入できる

ペアローンを利用して家を購入すると、夫婦それぞれが団体信用生命保険(団信)に加入できます。
団信とは、住宅ローンの契約者が死亡、もしくは高度障害状態に陥ったときに保険金が下りて残債をゼロにできる保険です。
ペアローンと同じく夫婦の収入を合わせて住宅ローンを借り入れる方法には「収入合算」もありますが、このケースでは1本のローンを夫が借りて、妻が連帯保証人となります。
しかし、ローンの契約者である主債務者しか団信に加入できません。
そのため、連帯保証人である妻が亡くなっても保険金は下りず、引き続きローンを返済していく必要があります。
それに対して、ペアローンでは夫婦それぞれが団信に加入できるため、一方が亡くなったときにはその方の分の残債を保険金で完済できる点がメリットです。

家を購入するときにペアローンを利用するデメリット

ペアローンのデメリット(団信効果減・諸費用増・贈与税リスク)

ペアローンには魅力的なメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。
これらを事前に把握しておけば、ローン選びにおける後悔を未然に防ぐことが可能です。
ここでは、家の購入時にペアローンを利用するデメリットについて解説します。

デメリット①団信が片方にしか適用されない

夫婦それぞれが団信に加入できる点はペアローンならではのメリットですが、一方でデメリットにもなり得る点には注意が必要です。
夫婦のどちらかが亡くなっても、保険金で残債が完済されるのは1人分の住宅ローンのみだからです。
したがって、残されたほうは引き続き自分が借りた住宅ローンを返済し続けなければなりません。

デメリット②住宅ローンを借りるときの諸費用が2倍になる

ペアローンでは、住宅ローンを組む本数が2本となります。
そのため、住宅ローンを借りるときに必要となる諸費用が2倍になる点はデメリットといわざるを得ません。
住宅ローンを借りるときに必要となる費用には、ローン手数料や登記費用、司法書士報酬、印紙代などがあります。
諸費用がいくらなのかは金融機関によって異なるので一概にはいえませんが、数十万円以上にのぼるケースも珍しくありません。
つまりペアローンを組むときには、諸費用として100万円以上の経済的負担が発生しかねないのです。
単純に借り入れ額を増やしたいがためにペアローンを組むと、諸費用を含めた総返済額が膨れ上がってしまい、家計に大きなダメージを与えかねない点に注意が必要です。

デメリット③贈与税が課されることがある

ペアローンを組んで購入した家は夫婦の共有名義となるため、それぞれが出資した割合に基づいて登記をおこないます。
たとえば3,000万円の家の購入にあたって夫が2,000万円、妻が1,000万円のローンを組んだときには夫と妻の持分割合が2対1になるように登記します。
もし夫と妻の持分割合を1対1にして登記をすると、夫から妻に500万円の贈与があったと見なされて贈与税が課される可能性がある点に注意しましょう。

まとめ

ペアローンは夫婦など2人で住宅ローンを組む方法で、契約本数が2本になる特徴があります。
ペアローンを組むと、借り入れ額を増やせて希望の家を購入できる可能性が高まる、夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けられる点はメリットです。
しかし団信の効果が薄れる、住宅ローンを借りるときの諸費用が2倍になるデメリットもあるため、利用するときには慎重な検討が欠かせません。

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